福島県会津坂下町の方々が集荷してくださった支援物資を届けてまいりましたのでご報告致します!
■支援物資
・0歳~18歳までの衣服
・赤ちゃん用のウエットペーパーや歯ブラシ、石鹸、シャンプー類などの衛生用品
・子供用タオル、ハンカチ、ブランケット類
・お菓子、缶詰
■支援先
・Virlanie Foundation
■所在地
・フィリピン メトロマニラ マカティ市
10/26に支援物資の配給に訪れたVirlanieは1992年にストリートチルドレンをサポートするために設立されました。0歳~18歳までのストリートチルドレンをサポートし、これまで約1200人の子供たちを高校から大学に進学させ、現在は約200人の子供たちを8戸の家で生活させサポートしてます。ストリートチルドレンになる理由は様々ですが、貧困というのがもっとも大きい理由の一つです。貧困層と言われる人々の多くはゴミ拾いをし生計を立てていますが、大人一人が1日働いて100~200円程度と言われています。ここフィリピンでは公立の小学校から高校は無料で通えるところが多いですが、生きるために必死故に学校に通わず大人と一緒に働き、生計の足しにするということもよく見る光景です。Virlanieでサポートしてる子供たちの家庭はこのような状況の家庭よりも劣悪な状況が故に保護されてることが多いそうです。今回訪れ子供たちの写真を撮りましたが子供によっては公共のものに載せる事ができない子もいました。理由としては親の暴力によって引き取ったので、もし公共の媒体に載せた時に親が見たら居場所が知られてしまい良くない状況になるからだそうです。こうした状況を聞くと改めて日本にいては知ることができない背景があるのだと感じました。しかし子供たちはとても素直で人懐っこく暮らしております。今回、お菓子を中心に実際に配りましたが、とても嬉しそうでした。ストリートチルドレンという背景があるものの、なぜこのようにコミュニケーションがとれるのか・・・いつも考えさせられますが、裕福と豊かさは比例しないという事は言えると思います。また両親のいる子供もおります。ここでは寄付金をただただ配ったところで家族に仕事がない状況は変わりませんし解決にもならないので、そんな親たちに対し日本で言う職業訓練所を設立し手に職をつけているそうです。ただ子供たちをサポートするだけではなく、家庭そのものの状況を変えることに近年は取り組んでいるそうです。
最後に今回このような機会を頂き私の個人的な意見になりますが、日本でいろいろと教育現場を体験してきましていろいろな家庭事情や各家庭大変な事がそれぞれあると思いますが、このような子供たちやサポートしてる大人たちの笑顔を見ると途上国の貧困層しかもストリートチルドレンと言えど学ぶ事、学べる事があると思います。そこに目を向けられるかどうかが大切なのではないかと思いました。